縁無畳で４．５畳間の場合市松状に半畳で９枚のことが多いのですが今回は通常の敷き方でとのことで納品しました。
新築図面を渡される場合はそのとおりの敷き方にするのですが問い合わせるとお施主様の考えと違うことがあります。
新築をお考えの方は畳の敷き方にも注意してください、完成してからでは簡単には修正できませんので・・・
（＾＾；

　
個人宅の作業を行ったのですが実行単価をかなりコストダウンされていたようで材料もかなり低質な物が使われておりがっかりしました。
建材畳床中央のフォーム材ですが耐久性の高い「スタイロフォーム」ではなく一般的な発泡スチロールでした、これだと使う部屋で１０数年の耐久性でしょうか？もちろん「表面保護材シート」もなしです。
更には畳床を縫いとめてある糸すら間引いてありました（；＿；）
まあ当店ではとても出来ない予算で工事してあるらしいので仕方ないといえば仕方ないのですがあまりに低質な物を使われて「畳離れ」が進んでは将来が無いので考えて欲しいところですね・・・。

　
最近の非い草の畳表はカラーバリエーションが豊富なので色を変えてインテリアと合わせるようなオーダーもあります。
今回は紙製畳表を使用してグレーと黒のチェック状に、白を使うより汚れも目立たないしきつすぎる印象も無いのでなかなかいい組み合わせではないでしょうか？

鉄筋コンクリート作りのリフォーム現場なのですが入れ替えのため寸法計測したところ・・・・「測り間違えか？」と再度計測したほどです。
縦横はそれほど違ってないのですが平行四辺形のように歪みが酷いです。
写真の畳縁を見てもらうと解るのですが部屋にあわせて曲げてあるので畳の目が消えてるのが解るかと思います。
こんな寸法の部屋はうまく入れるまでドキドキします
（＾＾；

　
洋室のゴロ寝用に畳が欲しいと依頼され製作しました。
普通に逢着機で縫うと縫った部分が丸見えで美しくないのでせめて減り部分だけはと思い手縫いで仕上げました。
曲がった針を使用して畳床と縁をすくうように縫い側面からは見えないようにしましたが・・・どうでしょうか？
（＾＾；

初めて使用しました「灰桜色」ですが意外と優しい雰囲気になります。
この紙製表には「白色」もあるのですがそれよりも良いかも（＾＾）
今回は縁付き仕上げですが縁無だとまた変った雰囲気になるでしょうね。

安い畳表はい草の短い物を使うのでい草の花の咲く部分が畳表に出てしまいます。
細かく取り除くのですが取り除いても穴が開いてしまい美しくないです。
もっといい畳表を使いたいのですが今年は畳表が高騰してるので予算が無い場合大変です
（；＿；）

紙製の畳表の特殊色で「灰桜色」と言うんだそうです。
確かに「白色」と比べると若干赤い感じ、ですが実際に敷き込んでの印象は・・・・どうなるんでしょうか？
納品するときが楽しみです(＾＾；

「畳が膨れてるので直して欲しい」との依頼で行ってみると樹脂製の畳表が弛んでしまってる状態でした。
当店で作業した物ではないのですが取り外してみると裁断後にほつれ止めをしておらず縦糸が緩んでしまっていました。
普通のい草の畳表より科学表（ビニール製など）は滑るのでシッカリとほつれ止めをしておかないと数年たって緩みが原因のトラブルが発生しやすいです。
勿論当店で作業するときは必ず行っております。

かなり以前に「一畳だけやってほしい」と依頼されてお客様宅に伺ったのですが見てみるとシロアリの被害が酷く手を付けられない状態。
床も上れば抜け落ちるほどだったので大工さんとシロアリ駆除が終了してから作業しましたが予算の都合上一部は修理して使用しました。
畳だけ直しても数年でまた被害を受けるのでシロアリは発見したら完全にやっつけなくては結局もったいないことになります。