11月に行われる富士市の「商工フェア」出品用にミニ畳を製作しました。
ただ普通に作っても面白くないので無地の縁を使って四方縁仕上げにしました。
紋縁の場合には柄があるのでそれをガイドにするのですが無地ですので鉛筆で印を付けて縫い合わせます。
出来は・・・今一歩ですが何とか形になりました。

賃借物件の畳を引き上げに行ったところ縁がフカフカしており変だなと重いながら持ち上げてみると縫い幅が広すぎて縁をしっかり引っ張れていない状態でした。
おそらく値段競争でかなり急いで（効率よく）作るために縫うスピードを上げたんだと思いますが仕上がりまで悪くしてはダメだと思うのですが・・・
勿論きっちり施工しましたよ。　

素材は綿100で金色の糸が織り込まれた畳縁です。
風合い、色合いは良いのですがなにしろお値段が高いです
（＞＿＜）
一般的な畳縁の約３倍～４倍しますし耐久性は化繊の物に比べると劣ります。
取寄せ実費分だけ割り増しで請求させていただき施工いたしました。

全面に市松柄の入った樹脂製の畳表です。
い草の市松に比べて色がハッキリしすぎの感じはありますがなかなか綺麗です。
今の壁紙仕上げのインテリアには合うのではないでしょうか？
ですが紙製の畳表に比べ少しテカリ感があるのが少し気になるところです。

最近不景気なせいか「高い、もっと安く」という声しか聞かないことが多かったのですが久しぶりに「一番良い物で」とのことで当店で在庫してます最高級品「ひのさくら」畳表を使用しての表替えをさせていただきました。
ひのみどり草の長くととのったものを使用しよく目の積んだ非常に美しい畳表です。
これなら日焼けしても美しい金色になってくとおもいます、有難うございました。
ｍ（＿＿）ｍ

タタミの日焼けって嫌われるのですが良品の畳表は美しい金色になります。
安価な物ですと枯れた草や育ちの悪い草が混入しその部分が黒くなってバーコードのようにスジスジになります。
また全体に「黒っぽい」感じになってしまうので汚い印象になります。
また磨耗も早いので擦れて白っぽくなってしまうこともあります。
こんな良い畳表を使ってほしいところですが・・・・実行予算を削られるとそれなりの物になってしまいます。
（涙）

　表替えを依頼されいざ当日作業を・・・と畳を上げたら白くて嫌な奴が登場、そう「シロアリ」です。
幸い今回のお宅は畳への被害は軽微だったので簡単に市販の殺虫剤で済ませようとしたら数箇所に跡があり心配になったお客様は当店に駆除業者の紹介を依頼されたのでお付き合いのある方を紹介して作業していただくことになりました。
業者の方が点検したところ「かなり活発に（シロアリが）動いており駆除のタイミングといては良いときだった」そうです。
せっかく畳を新しくしても畳どころか家までダメになってはどうにもならないので費用は大変だと思いますが畳替えはシロアリの早期発見にも役に立ってよかったです

　お客様に「つなげたゴザをほしい」と依頼されて何とか手が空いたので製作しました。
最近ゴザは家庭用のミシンで縁を縫いつけてしまうのであまり手間が掛かりませんがゴザとゴザをくっつけるのは手作業なので意外と時間が掛かります。
ホームセンター等にある市販のゴザは専用のミシンがあるので早いと思いますが手作業でやるとコスト的に不利なので依頼されることは少ないです。

　「掘りごたつのタタミを作ってほしい」との依頼でお客様宅を訪問、掘りごたつの枠もメーカによって多少大きさが違うので測ってからでないと作れません。
工場に帰って製作、再度納品に伺います。
半畳一枚でも製作時間以外は同じ手間が掛かりますが料金は基本的に同じです。
ですが利益の出ない仕事もきちんとこなしますよ
(＾＾/
こんなのばかりだと生活できなくなりますが
（＾＾；

普通の薄畳用の畳床に見えますが「床暖房用」の畳床なんです
耐熱性を高めるためにグラスファイバーのようなシートが全面に貼り付けられています。
熱が加わったときに収縮防止と反り返り防止のためなのですがこの畳床結構お値段お高めです。
更に反り防止になってるので畳表を張るのにかなり苦労しました、すこしなれないと作りにくいです・・・