まだ新築から５年程度のお宅へ表替えの仕事で伺ったのですが畳から異音が・・・
まだ新しい畳床ですのでよく見てみると木質ボードとスタイロフォームの組み合わせ面が間違っています、つまり製造不良です。
これは修理が出来ないのと当店で新床納入ではないのでお客様に説明して帰りましたが当店でも昔同様のトラブルが出てしまったことがあり後にやり直しを行ったことがあります。
もしこのような症状が出てしまったら早めに施工したお店に問い合わせてくださいね。

先日「合板は弱い」と書いたのですが杉板等無垢材の場合にもやはり劣化はします、経年によりしなりが少なくなり割れが発生します。
この場合は乾燥しているお宅の場合が多いです。



で修理です、もちろん今回もサービス工事（オイ）
なんだか最近丸ノコ使う回数多いです。

先日製作した黒色畳表の畳を納品してきたのですが縁も黒色なので本当に真っ黒なのですがほかのインテリアも白と黒が基調のシンプルな色つかいなので「これはこれで良いな」と思える仕上がりでした。
畳屋では考え付かない色使いと感じましたね（＾＾；

綺麗な黒地のチェッカーフラッグ模様なのですがカーペットやマット等ではなく畳表なんです。
もちろん井草ではなく樹脂製のものですが。




ちょっとここまでいくと「無理して畳で無くてもよいのでは？」と個人的には思ってしまいますが注文があれば適切に対応させていただきますよ。

通常当店に在庫していない物も取り寄せで施工可能です。
縁は全ての会社、種類で数えると数百種類あるので全てを在庫するのは不可能ですので大体よく使われると思うものを在庫してはありますがこだわりのある方はいかがでしょうか？
取り寄せには送料と取り寄せ料を含めて２～４千円程度余分に掛かります。

新築時には使っていた掘りごたつもしばらく経つとまったく使わないようになってしまっているお宅が多いです。
そんな場合は新しく一畳の畳を作ってしまうのを提案してます。
張替のたび半畳２枚で１．５畳分の表替え料金が掛かってしまうので新畳１畳と殆ど変らないからです、次に表替えするときは安く済むようになります。

今回の新築の仕事なのですが・・・２畳です（涙）
それも少し遠方、寸法計測と移動（3Ｈ）製作（1.5Ｈ）納品と移動（3Ｈ）で考えると７．５時間以上かかってます。
これだけでは採算割れなので近くの新築の寸法計測を何とかかねて節約、大変です。

建材畳床を使用していますと時には「硬すぎる」との声を聞くことがあります。
今回新床に新調するお客様もこれを心配していたので当店で在庫していた約３ミリの不織布のクッション材を足して施工してみました。
これでかなり硬さが緩和されると思います。
いままで硬いと思っている方には表替え等の補修の際にも敷きこんで施工することも出来ますが厚さが増してしまうため綺麗に収まらない場合があります。

畳の裏返しを行うとき時には虫食いが発生していることがあります。
服の虫食いと同じような物です、特に湿気ているお部屋や家具の下など通気の悪い場合に発生しやすいです。
ひどくなると裏返しが出来ず交換するしかありませんが小さい物の場合は説明して使用するしかありません。

床ゴザを止めるのによくタッカー（大きいホッチキス）で直接上から打ってあるものを見かけますが錆びてくると目立ちますし見た目も悪いので






折り返し部の下に薄い板を挟んで上から釘で止めた後い草の間の中にポンチ等で打ち込んで隠していきます、上手にやると殆ど見えなくなります。
少し手間が掛かりますが見た目がよく仕上がります。