某ハウスメーカーの薄畳ですがすべてピン止めで製作されてました、逢着できる機械がないとお手上げなので仕方ないのですがこの畳床が困った。
ものすごく硬くて縫うことが出来ないのです、まるで板。これでは縫って製作することができません
（＞＿＜）
この止めてあるピンを抜こうとしても簡単には抜けずピンが折れてしまい取り外すのにかなりの時間がかかり参りました。
せめて縫える素材で施工してほしいものです・・・（涙）

畳を引き上げに行ったところあちこちにテープが貼られていました。
剥がしてみると・・・見事な大穴が（笑）
多分ペットを飼っていて削られてしまったと思います。
こんなお宅の場合は非い草の丈夫な畳表を使用した方が利点が多いと思います。

技能試験で薄縁（ござ）の製作があるので練習しているのですが畳表を裁断後そのままではほつれてばらばらになってしまうので縦糸を結びほつれないようにします。
今はほつれ止めにホットボンドや瞬間接着剤を使用してしまうのでこのように糸で縛って綴じるのはやったことが無かったので（なさけないです・・・）練習中です。
途中でこんがらがってきます（笑）
以外に時間がかかるのでスムーズにできるようやっていきます。

「畳がへこんでしまったので直してほしい」との依頼で伺ったところフォーム材がぺしゃんこになっており大きくへこんでいました。
聞いてみると「灯油ストーブの灯油漏れ」とのことでしたがこんなになってしまうのかとびっくりしました。
殺虫剤に含まれる溶剤でもこんなにひどくは無いですが溶ける場合があるので使用には注意が必要です。

　
紙製畳表の残りで半畳サイズの四方縁ござを作ってみました。
ミシンで逢着したのですが畳表が硬いのでかなりゆっくり縫わないといけません。
重たい座椅子の下に敷くのに良いかもしれませんね（＾＾；

安価な中国産畳表は日焼けの色はきれいなのに磨耗が早いことが多いです。
「削れる」というよりも「粉々になる」と表現したくなる感じですかね。
特に日当たりがよかったり使う部屋ですと差が出てきます。

　
白と他の色との組み合わせは施工したことがあるのですが今回は白一色での施工発注がありました。
敷いてみると・・・白い、白すぎって感じ（＾＾；
でもこのお宅、インテリアがモノトーンで統一されており全体で見るとまとまった印象で白い畳も違和感ありませんでした。
年数が経過したときどうなってるか確認しに行ってみたいところです。

どちらも縁なし施工のお部屋ですが何が違うかというと片方は中国産の畳表、もう片方は熊本産の畳表です。
見た目の違いは本職でも見分けにくく敷いたときのキレイさは中国産の方が少し上かもしれません。
ですが数年経過すると磨耗具合や日焼けしたときの綺麗さに差が出てきます。
特に縁なしの場合折り曲げ部にストレスがかかるのでなおさらです。
出来たら国産の良品のみを使いたいですが・・・仕方ありません・・・

建材畳床に使われているインシュレーションボード（木質系ボード）が畳表とすれて粉状になってしまってます。
耐久性も落ちますし埃にもなってしまいます。
通常はボードの上に厚紙や不織布の保護シートがあるのですが今回作業した畳床にはありませんでした。
仕方ないので埃を取り除いて作業しました、見えない部分ですがしっかりしたものを入れてほしいです。

国産の良質な畳表だと磨耗が少ないため長持ちします。
場合によっては化繊の畳縁の方がまけることもあります。
中国産の安価な畳表だと数年で擦れ始めぼろぼろ状態のもよく見かけます、賃借物件なんかが多いですが「畳ってすぐダメになる」と思われる原因になってると思います。