最近の新築は建売物件でも縁無しや非い草畳表をしようした工事が増えていて当店では約半分くらいになってます。
面積的には昔は一軒で和室が3部屋くらいはあって畳数も12～16畳くらいあったのですが今は3～6畳で約半分から1/3ですね・・・。
畳店的には量より手間で仕事量的には同じくらいになってますが材料問屋さんは納入量が減ってますので商売が大変なようです。
従来の縁付きい草表の畳でも国産の上等な品も見直してほしいですね。

　
和紙製の畳表に専用色の畳縁を合わせたものです。
同系色で合わせているのでお手軽に縁無しのようなすっきりとした仕上がりになります。
色が濃すぎると思いましたが太陽光の下ではそれほど違和感がありませんでした。
夜間の照明との組み合わせでは暗く感じる場合があるので注意が必要になります。

　
お客様からの依頼で国産い草の市松畳表を取り寄せ対応しました。
この柄は着色してあるのではなくい草の先端と根本での色の違いを利用して出しています。
ですが先端の色の濃い部分は柔らかいので耐摩耗性は低下しますので居間のようなよく使う部屋には向きません。
今回は客間で使用頻度が低いのでお客様と相談して使用するようにしました、仕上がりが楽しみです。

　
縁無し半畳の依頼があり寸法計測に行くと・・・15ｍｍ厚さの薄畳仕様でした。
（；＿；）
薄畳の縁無しは加工が多く時間が普通の厚さの畳より余計にかかります。
おまけに納期が迫っていたので残業して何とか間に合わせました。
それでも逢着機械が新しくなったのできれいに縫って仕上げられますからピン止めで製作するより安心して納品ができます。
（＾＾；

　
白色の畳表での縁無畳の依頼があり仕上げたのですが・・・普通の畳表を見慣れていると白すぎる感じで違和感が
（＾＾；
使用していって汚れとか傷とかどんなふうになるか見てみたいのですが・・・気になります。

賃借用など予算が限られてる場合は中国産の安価な畳表を使用します。
これだけ見ていると「まあまあかな」と思うのですが国産の高級品を使用したあとに見ると「物が悪いなあ」と実感します。
価格を見ても国産高級品の４分の１なので仕方ないのですが賃借などで悪い印象がつくと「畳＝すぐダメになる」と思われて住まっていると思います。

「マットレスが体に合わないので畳を入れたい」との依頼で伺ったのですがマットレスを取り外すとベッドのフレームが以外に弱い状態なので畳枠を制作して納品しました。
セミダブルのためメートル寸法畳を２畳使用して少し予算が掛かってしまいましたが何とか形になりました。
お客様の体に合うと良いのですが・・・しばらくしたら伺って使用感を聞いてみようかなと思います。

　
綾織という変わった折り方の畳表でダイケンの和紙製畳表で「綾波」といいます。
折り曲げ加工するときにまっすぐさせるのが少し難しいのと表裏を間違えやすいです
（＾＾；
表裏間違えると右上がりと左上がりと反対の模様になりますので注意が必要です。
仕上がりはまた変わったおとなしい感じになりきれいですよ。

お電話でのお問い合わせで「一畳だけお願いしたい」とのことでお伺いしたところ水濡れ（除湿器からの漏水）とのことで交換になりました。
お客様何件かの畳屋さんに問い合わせたのですが遅くなってしまったり断られたりしたそうです。
当店でもできるだけ早く対応するようにしますがほかの仕事が進行中ですとできない場合もあります。
今回は素早く対応することができてよかったです。
（＾＾）

　
「既製品の薄畳を修正してほしい」との依頼で伺ったのですがわずかに畳が大きくてせりあがった状態でしたのでお預かりして切り詰めを行ってみました。
ドライヤーで温めながらゆっくりと接着をはがして芯材を一分（３ミリ）ほど切り詰めて元に戻しました。
壊さないようにはがすのが大変で数時間かかってしまいました
（；＿；）