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(有)遠藤タタミ店の三代目
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い草畳表は安いものもあれば高いものもあります、仕入れの価格差も5~6倍くらいはあります
何が違うのというと使ってる草の質、量、縦糸いろいろありますが使用していくと悪い草が黒く目立ってくるのがあります

右の畳表は日焼けと共に黒い筋が多く全体的に黒っぽくなります
良い畳表だと日焼けしても黄金色にきれいです
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障子の張り替えですが障子紙を貼る作業より紙を剥がして汚れを落とす作業の方が大変です
しっかり洗わないと貼るときアク上がりもしますし
洗った後拭きあげた雑巾を絞ると真っ黒な水が出ます、雑巾も染まるし手も染まります(^^;
ですが仕上がりを少しでも良くするためスポンジでこすり洗いします

昔は一軒で2~3部屋あるのが当たり前だった和室が最近では一部屋あればよい方で和室なしの家もかなり増えました
和室があっても6畳一間だったのが4.5畳になり最近はそれ以下のところも・・・
今回のお宅は2畳、それでも最低限寸法計測と納品の2回は現場に行かなくてはなりません
そろそろ品物の単価と現場往復の費用と分けて計算する時代かもしれませんね・・・

縁付き畳の場合逢着機で縫って仕上げますが縁の角の部分は現代では金属等のピンでとめて仕上げることが多いです

ですが家の作りによってはこのピンで納品時畳寄せを傷つけてしまう場合があるため手で縫って仕上げます
今回のお宅はリビングわきの3畳間、傷つける可能性があるため手間は少しかかりますが手縫いをします。

畳床に木質系のボードやフォーム材が使われるようになってかなり経ちますがコストダウンのため低品質なものが使われていることがあります
使われているフォームですが耐久性の低い魚の運搬なんかに使われているのに近いフォームの場合短い期間でへたり「ふかふか」になってしまいます
こうなると修理はむりで入れ替えになります


設計の都合上畳が四角形でない場合があります
通路の都合だったりデザインの都合だったり・・・
この四角以外の製作って意外に難しいです
少しでも誤差が出るとすぐ隙間があいてしまうんです
今回も何とか誤差少なく作ることができました(^^)

これも不良施工の例ですが畳表を取り外すのに逢着糸のみ切るべきところ畳床まで切り込みを入れてしまってます
これは建材床のため影響が少ないですがワラ床の場合圧縮が解かれて凸凹になってしまいます
急いでるのはわかるのですが確実な作業が必要です。


手抜施工の例ですが縫い方がものすごく荒いです
当店の2倍くらいの間隔で縫われています
ちゃんと縁がシワにならずに縫い付けられていればいいのですがたるんでしまってます
実行予算が少ないと大変だとは思いますがまともな仕事をしてほしいところです


良くない施工の例なのですがわかりますか?
畳床に対して畳表が小さく切られすぎています
最初は縁下紙が支えるので問題なく見えるのですがだんだん角が丸くなってしまいます
畳に隙間が空いているように見えてシャキッとした感じになりません
このような工事はとりあえず「縁に隠れて見えなければOK」な格安施工のところでよく見かけます

一般的な尺寸法(幅90)を超えて130~140の横幅の襖なのですが取り扱いが大変です
持ち運びもそうですがふすま紙もラインナップが無いものもあるし張り替え作業も倍くらいかかり気をつかいます
できる限り一般的なものの方が修繕は楽ですが何とか仕上げます・・・
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プロフィール
HN:
遠藤佳之
性別:
男性
職業:
畳業
趣味:
車・スキー・スノボ
自己紹介:
静岡県 富士宮市
遠藤タタミ店三代目
施工範囲は
富士市 富士宮市 芝川町とその周辺になります
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